2012年05月12日

ワコール 3591 英国の下着メーカー「エビデン」を200億円で買収 なぜ? その効果は?

ワコールホールディングスは3月30日、英国の下着メーカー「エビデン」を買収すると発表しました。
買収額は200億円。
4月10日付で、同社の全株式を経営陣や投資ファンドなどから取得する予定です。



スポンサー


エビデンの2011年6月期の売上高は約107億円で、営業利益は約14億円。

エビデンは大きなサイズの下着に強みを持っており、欧州だけでなく北米や豪州でも製品を販売しています。

ワコールHDは15の国・地域に海外子会社を持っており、海外での連結売上高は2011年3月期で206億円でした。
ただ、米国や中国が中心で、欧州での売上高は10億円強にとどまるなど、欧州での展開が思うように進んでいませんでした。

今回決定したエビデンの買収で、欧州での事業展開の加速が期待されます。

ちなみに、2012年3月23日の日経新聞紙上では「ワコール、高ブランド力でも低株価」などとした記事がありました。

以下、一部抜粋しておきます。

>ワコールホールディングスの株価が伸び悩んでいる。日経平均株価が1万円台まで回復するなど堅調ななかで、同社の株価22日現在で996円と、2日に付けた直近高値1042円から4%安となった。

>生産と在庫管理の厳格化により2012年3月期の連結営業利益は前期比2.2倍の95億円、純利益は同2倍の54億円と大幅に回復する見通し。だが市場の評価は冷ややか。婦人用肌着最大手が評価を高めるには、これまでに買収した子会社や既存製品の有効活用による海外市場の開拓が必要だ。

>「圧倒的なブランド力を持つ割には、海外事業の展開が資生堂などに比べ遅れている」。国内証券アナリストは同社株が伸び悩む理由をこう語る。同じ女性向け嗜好品という観点で見ると化粧品業界は積極的な海外進出が相次ぐ。資生堂の海外売上比率は11年3月期で42.9%と高い。

>一方、ワコールHDは12.4%にとどまる。3年前の08年3月期に比べると3.4ポイント下がっている。日本国内で圧倒的なブランド力を誇る同社も、中国市場では商品の企画力にたけた現地肌着メーカーの後じんを拝しているのが実情だ。

>アナリストからは「積極的な資本投下策を打ち出せば、投資家の評価も変わる」との声もあるが、大谷氏は「海外で大型の広告宣伝はやったが、費用対効果を考えると適さない」と反論する。同社の製品のように品質を前面に出した商品は一部の富裕層に支持が高い。そのため店頭で1人ひとりの顧客に合わせた試着やカウンセリングをした方が効果的と判断した。

>その結果、大量販売スタイルを取れず、海外ビジネスの遅れにつながっている。

>同社の売り上げの9割弱を占める国内市場は安泰ではない。少子高齢化で大きな伸びは期待できない。「ユニクロ」やスーパーなど量販店によるプライベートブランド(PB)も攻勢を強めている。

>ワコールHD社内でも海外事業の拡大は優先順位の高い経営課題だ。中期的には海外売上比率を30〜40%に引き上げることが目標という。低価格商品のほかにもスポーツ用ウエア「CW―X」など海外展開が可能な商品はそろっている。投資家は国内最大手にもう一段の製造と販売のグローバル化を待っている。





スポンサー



posted by 自称 優待投資家 at 10:07| Comment(0) | 3591 ワコールHD
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: